天気の良い日にマンションの窓から下にある公園を眺めていると、お父さんがお子さんの自転車を掴みながら掛け声を掛けている光景を良く目にします。ほぼ誰でも記憶にある事と思いますが、自転車の補助輪を外す訓練です。そしてアッと言う間に一人で乗れる様になり、以後大人になっても自転車の乗り方を忘れるヒトはいません。
一方で私は中高生の頃、数学とか物理とかそちら系が特に苦手で、従って覚えも悪く、当たり前ですがそれは社会に出ても続き今でも苦手なので、もし今中学生の数学の問題を解けと言われてもそれはとても無理な話で、そう思うのは私だけでしょうか。
社会に出て、製造業だったので最初は工場の生産ラインで3ヶ月程新人研修を受けましましたが、先輩おじさん社員に良く言われたものです。「仕事はカラダで覚えるんだよ!」と・・・・。昔のヒトはマッスルメモリーを知らなくても自然と身についていたのでしょうか?
先日あるゴルフ番組で有名シニアプロが「これから打とうとする時、カラダが勝手に動いているうちは良いんだけど、アタマでアレコレ考え出したらもうその時は終わり」だと・・・。そこで妙に私は納得しました。私のスイングが良くならないのはアタマで考えているからだと・・・。(勿論根本的にはへたくそなんですが・・・)。
「ヒトは仕事をカラダで覚えるもの⁈」これをもう少し突き詰めれば社員教育なんかに使えませんか!
(大髙 勝)