予算を考えられるヒト
只今、選挙の真っ最中。今回は多くの政党が物価高対策のための減税か給付かを訴えています。そしてそこについて回るのが「財源をどうするか?」と言う問題。そんなに素晴らしい政策なら、財政を見直して何かを減らしてでも充当させれば良いと思いますが、国会議員の先生方には減らすと言う発想は余りない様です。国の財政がひっ迫していても・・・・。

国を会社経営目線で見るとその予算内容は深刻です。そもそも計画時点で赤字であり、その上で更に支出を増やそうとしているので普通に考えれば本末転倒、経営者失格となります。もしどうしても支出する必要が有るのであれば、支出の優先順位を付けてその分何かを減らすしかありません。しかしその前にもっと重要な事は、「減税や給付が本当に今必要なのか⁈」 と言う検討です。この辺が抜け落ちると単なる選挙目当てのバラマキと言われても仕方がないのではないかと思います。
会社の経営でも収入と支出のバランスにより優先順位をつけて執行するのは当たり前の話ですが、これらを円滑に進めるためには事前に計画をたてた予算が必要になります。しかし、実際にはまだ多くの中小企業で予算作成自体が充分なされていない様に感じます。もしかして社長の頭の中には有るのかも知れませんが・・・・。私は自身の経験も踏まえ、予算作成と実績との対比、つまり予実管理が中小企業経営を安定化させる管理面での最重要課題で、尚且つ最大の武器では無いかと思っております。
予算とそれに伴う実績管理の重要性は、例えば目標(予算)達成のための活動に対して、振り返った時に「なぜ達成出来たのか、出来なかったのか」を検証する上で大いに役立ち、そしてその結果を次回に生かす事が出来ると言う大きなメリットがあります。またこの様なメリットから、予算作成や予実管理に会社の規模の大小は関係ありません。多くの会社で実施してもらいたいものです。
大変僭越ですが、中小企業で経営層におられる方には是非「予算を考えられるヒト」になって欲しいと思っています。
(大髙 勝)