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初任給増額に思う「優秀なヒトってどんなヒト⁈」

最終更新日:2025/01/14

 最近、金融系の大企業が初任給を大幅にアップすると言うニュースで、ある企業は月額41万円(諸条件は有るでしょうが)だそうです。優秀な人材を確保しようとの作戦ですが、優秀なヒトが欲しいのは企業の大小や業界・業種に関係無く皆同じです。そこで私の愚問?「初任給を上げればやはり優秀なヒトが集まるんでしょうか・・・・・⁈」

 先日、国税庁の統計データを見ていましたら、資本金10億円以上の大企業の平均給与総額が766万円(44歳・勤続17年)勿論、業界によって多い少ないはありますが。そうなるとちょっと待てよ?初任給41万円を単純に12ヶ月分貰うと492万円‼これに賞与も数ヶ月分は出るでしょうから今現役で働いている人達との兼ね合いってどうなっちゃうんでしょう?皆、順送りで上がって行くのでしょうか⁈きっとこれも私の愚問ですね。上手い仕組みがあるのでしょうね。きっと⁉

 この流れはもう止まらないでしょうし、給与が上がる事自体は色々な意味で歓迎すべき事です。ただ私が愚問を連発するのは、企業にとって優秀なヒトってどんなヒトかと言う事。企業毎にそれぞれ違うでしょうけど、その企業にとって優秀なヒトは何年も掛けて育てて初めて優秀なヒトになる様な気がしまして、入口のところで一生懸命になるより、入社した後の方で一所懸命になる必要があるんじゃないかと思えるのですが・・・・・。

 それともう一つ気になる事が・・・・最近は大学2年生位から就活に入るらしいですね・・・・その場合、学業はちゃんと出来るのでしょうか・・・・そんな事を考えると「優秀なヒトってどんなヒト⁈」なんでしょう?興味ありです

 私は良く部下に言っていたものです。「自分の給与は自分で勝ち取れ!」と。今となっては何とも響かない言葉を言い放っていたものです。

(大髙 勝)