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会社の”勘定とお金”を読むヒト

最終更新日:2026/05/10

 多くの会社が4月から新年度となり、新しい経営目標を設定し勢い良くスタートして丁度1ヶ月が過ぎました。現状、止まらないインフレやイラン情勢など懸念材料も多く、企業活動は今までとはまた違ったフェーズに入ったのかなと感じます。

 そんな中でも会社の業績を維持向上させるためには、やはり日々の情報収集が重要になり、特に経営に絡む数字の傾向は見逃してはなりません。そのためには中小企業ではまだまだ実施率が低いのではと感じる予算と実績の差異を見る予実管理と月次決算は欠かせません。

■予実管理と月次決算

 予実管理によって自分達の戦略通りに業績が推移しているのか、否か?

 月次決算の動向により直近の業績把握を行い、次の一手をどうするか?

 予実管理と月次決算は、その時点での会社の実態を知るための両輪と言えます。

 予実管理や月次決算と言うと難しくて手間が掛かりそうなイメージで、経理部門のヒトがやるものと考えがちですが、経営層にいる方は勿論の事、各部門のリーダーにおいてもそれぞれの業務範囲の中で必須業務であると私は思います。今は会計ソフトなども充実しているのでそれらを上手く活用しながら、社内に眠っている重要データをどう吸い上げるかに注力して頂きたいと思います。一方で、ある程度確立されて来るとデータ集めや資料を作る事が目的化してしまう事も起こります。余り難しく考えず、資料は極力シンプルに、何のために作るのかを常に考えながら、会社の規模にもよりますが、予実管理と月次決算の結果を速報値レベルでも良いので、翌月10日位までには仕上げて欲しいなあと私は思います。

 そしてもう1つ大事な点は、例え帳簿上黒字であってもそこで安心するのでは無く、会社の資金との連動性を見て行かなければなりません。昔から良く言われる ”勘定合って銭足らず” なんて事にならない様、データを見たり読んだりする視点が必要です。

 それらを踏まえながら「会社の”勘定とお金”を読むヒト」にならなければなりませんね。

(26/5/11 大髙 勝)