投稿者: Ohtaka
誰でも1年に何回かは ”もったいない!” と口にする事があるのでは無いでしょうか。それは家庭でも会社でもその他色々な場面で頻繁に使われる言葉の1つですよね⁈ そしてこの ”もったいない!” は、言い換えれば最終的に捨てるか捨てないかの究極?の選択に繋がって行き、モノだけに留まらず見方ややり方、また考えによっては色々な場面で応用する事が出来ます。
この究極の選択をするにあたり、何かうまい説明や理屈が無いものかと長年悩んでいた私がついにそれらしきものを見つけました。ある整理収納アドバイザーの言葉です。とても単純で分かり易いと思いましたので紹介させて頂きます。皆様はどんな印象でしょう
会社の業務でもこの ”もったいない!” は頻繁に出て来ますよね。この言葉をきっかけにコストダウンを図り、大きな成果を挙げられる場合があります。一方で例えば、使わない材料の処分や売れる見込みの無い商品、もっと大きな話では新しく始めた事業の進退の検討など様々です。
会社でも家庭でもこの判断をする時に今まで掛かったコスト(サンクコスト)が頭をよぎるため、どうしても判断が先送りになったり、踏ん切りがつかない場面が多く有ります。これらの判断をする時に、場面によっては難しく考え過ぎてしまう事もあるので、もっと単純に考えた方が良い決断が出来るのではないか?と思ったりもします。
「もったいない!」☞...
カレーライスやビックマックを”読む”ヒト
私事で恐縮ですが、好きな食べ物は?と聞かれたら真っ先にカレーライスと答えます!私だけでは無くカレーライスは日本の国民食と言われる程ファンが多いので賛同いただける方も多いのでは無いかと思います。そのカレーライスが食べるだけでは無く、経済状況の一端が分かるとなればビジネスマンとしては一石二鳥ですよね。
先頃、調査会社から「カレーライス物価指数」が発表されました。定期的に発表されている統計調査の様ですが、私は今まで余り関心を持って見た事が有りませんでしたが、確かにカレーライスはお米を始め、野菜や肉、シーフードなど様々な食材が使われていますから物価動向を見るには良い食べ物かも知れませんね。家庭で作るカレーライスの原価と言えると思いますが、およそ350円とのこと。お店のカレーライスが1000円とすれば、原価の3倍弱でまるで製造業の原価と売価の関係に似ていると読んだりも出来ます。特に去年から今年にかけてはお米の価格が大幅に変動していますから、この先はそれらを反映する事になるので注目です。単純に物価高と言われるよりは身近で現実味が有りますよね!
一方でこれと似た様な話でこちらの方が歴史としては古い様ですが、各国の通貨価値を単純化して比べて見るための「ビックマック指数」があります。同じ内容で作られるビックマックを比較する事で、例えば円やドルに対する割安感や割高感などを見るためものですが、直近では円のドルに対する割安感が際立っていますね。現在進行中の円安による物価高などを見て読む事が出来ます。
勿論、カレーライスやビックマックなどの単品で全てを語る事は出来ませんが、これらを食べる時にちょっとだけそこから経済の一端を見て考える「カレーライスやビックマックを”読む”ヒト」になる事も何となく面白そうですよね。
(2026/8/31...
会社の強みと弱みが分かるヒト
先頃発表された7月の*企業倒産件数は6月に続き1000件を超え今年最多で、2ヶ月連続で1000件を超えるのは13年振りの高水準だそうです。その結果1月~7月累計では6000件を超え、今年は11000件になるとの予想です。またその原因では人手不足や物価高、またゼロゼロ融資利用後の倒産も多いとの事。AIを中心とした大企業等での活況に比べ、中小企業や小規模企業等の苦境が浮き彫りになっています。
*(株)東京商工リサーチ 8月10日発表「全国企業倒産状況」を参照
かなり以前は「会社30年説」などとも言われ、人間の体と同じく30年目も活動するとあちこちに歪が起きて危機が訪れるとも言われていましたが、今はその歪が起きる前に、直近の市場背景などを見誤る事でどんな企業でも簡単に倒産してしまう苦しく厳しい時代になったと言えます。もう一度原点に戻り、自社の置かれている状況を分析しながら今後の戦略を立てる必要が有りそうです。
自社を客観的に評価する方法の1つとしてこのSWOT分析も役立つのでは無いかと思いますが、最終的には自社の目的及び目標は何んで有ったかと言う原点回帰や創業時の精神、またそれとは異なる新たな分野への挑戦などを一旦整理しながら今後の経営計画に落とし込む必要が有ります。
会社の倒産と言う最悪の事態を回避するために、先ずは自社にとっての強みや弱みが何処にあり、それが市場においてどの様な位置にあるのか、情報収集を行いながら、その結果を冷静に分析し判断出来る「会社の強みと弱みが分かるヒト」が必要ですね。
(26/8/17...
新しい事業展開を検討するヒト
先日、ある会社の新規事業検討のための打ち合わせに出席させて頂きました。どんな企業でも現状に満足せず、それを打ち破り、新たな事業展開を検討する事は普通の事ですよね!そしてどんな分野に進むか?現状の延長線上で行くのか、全く違う分野に挑むのかなど多様な選択が出来ます。大胆に考えながらも一旦立ち止まって現状を再確認しながら考える必要も有ります。そんな時に参考になる事があります。
新たな事業の検討では会社毎にどの様な資源(ヒト・モノ・カネ・情報等)を持っているかにも大きく左右されます。特に資金力が潤沢な場合とそうではない場合では挑戦する範囲が大きく変わってきます。
そして例えば全く新しい分野へ進出する多角化に進む場合のメリットとしては①新たな成長②事業のリスク分散③組織スラックの活用④シナジー効果の追求などが挙げられます。
いずれにしても新事業への展開は会社経営に取ってある意味必要不可欠な要素になりますから、「新しい事業展開を検討するヒト」は、自社の市場での現在の立ち位置や自社の持っている資源、そして将来へのビジョン等を並行して検討しながら最適解を求める必要が有りそうです。
(26/8/3...
会社経営に携わるヒト③(原価低減)
前回からの続きです。製造業の場合は日常的に原価低減活動を進める必要が有りますが、そのためにはいくつかの段階を経る必要があります。会社毎に多少の違いは有りますが、およそ次の様に私は考えます。(製造業をベースにした話しですが、どの業種でも基本的には同じで有ると私は思います)
製造業の原価低減活動ではお馴染みですが、”改善”と言う言葉が頻繁に出て来ます。そして改善とは ”現状よりもより高い水準に向上させる事” と言われています。そしてそれを実行するために私は最低条件として、やはり工場の中がスッキリされている必要が有ると思っています。スッキリと言うのは見た目が綺麗と言う意味では無く、製品や材料や部品、また作業の進捗などが ”見える化” されていると言う意味合いです。スッキリされていない状況ではどこに問題があるかを探すと言っても難しいですよね⁈ そのため 私はこの原価低減活動では最初に準備運動として、やはり5Sは必ずやって下さいとお願いする事にしています。もし今まで余り管理されていない工場であれば、むしろこの*5Sを極める位にやれば、私の肌感覚ですがそれだけで10%位はCDが出来るのではないか?と思ったりもしています。
*注(...
会社経営に携わるヒト②(経費の削減)
前回からの続きです。”これから経費管理を充実させようとする会社” を前提に。
損益分岐点を下げるには、教科書的に言えば最初に固定費を削減しようと言う事になります。固定費は売上に関係無く発生する経費ですから少なければ少ない方が良いに決まっています。しかし、いくら固定費を削減すると言っても社員の給与を簡単に変更する事は出来ませんよね⁈ 例え社長で有っても。そのため考えたい事は、管理する経費の対象を固定費、変動費に関わらずジブン達が管理出来る経費にすると言う事です。そして以前このコラムでも書きましたが、管理とはジブン達がコントロール出来るか出来ないかと言う事が私の場合の基準になります。
私は、実務上、固定費や変動費と言う区分では無く、自分達のコントロールが及ぶ ”管理可能経費” とそれ以外の ”管理外経費” に分ける必要が有ると思っています。中小企業で製造業を例にします。
例えば上記の様にターゲットを絞り込んで削減方法を検討する事になりますが、しかし製造業に限っては会社規模にもよりますが、会社全体の一般管理費にも劣らず、製造原価に掛かる経費(製造直接費や間接費)にも大きく注目する必要があります。...
会社経営に携わるヒト①(損益と経費)
直近の企業倒産件数を見ますと5月単月では前年比で減少しているものの1月~5月累計では昨年より増加しているそうです。株高で景気が良さそうに見える事とは対照的です。今後は未だに解決出来ない中東情勢の不安定化や円安に起因する物価高倒産も増える可能性があり、会社経営は業種を問わず厳しい局面が続きそうです。
その倒産原因を見ますと様々あります。商売ですから相手のある事ですし、今は世界情勢によっても大きな影響を受けます。その一方でこちらサイド、経営自体がどうなのかと言う問題もあります。それを管理面から見るといくつかの指標の変化などで兆候が見られる場合があります。仮に「中小企業でまだ余り管理面が充実していない会社」と言う前提で話をすると、経営に携わっている方々は、少なくても最初に会社の経費構造の実態から見て頂きたいと私は思います。
損益分岐点の話は誰でも知っていますが、それを上手く活用している中小企業は少ない様に思います。自社の損益分岐をしっかり把握する事が最初の出発点で、ここを起点にする事で、どこにどれだけの経費を使っているかと言う事が分かり、そこからムダは無いかと言う事に繋がって行き、更にはもっと改善しようと経営全体への探求心が生まれて来るのでは無いかと思います。
またこの損益分岐の話は、会社全体の損益分岐を表す場合が多いですが、それを例えば事業部毎や営業や製造など部門毎に、また事業所毎に表すなどする事によって、より身近な管理が出来るのでは無いかと思います。
特に技術や営業などを得意とする経営者は、この様な管理面の話には余り興味が無く、営業力や技術力が全てで有ると考えがちです。しかし残念ながらどんなに高い技術力や営業力があってもそれだけで良い事にはなりません。この経費実態の問題は、余りこの様な事に興味が無い社長でも経営改善の入り口としては入り易いのでは無いかと思います。社長の側近に居て経営管理に携わる方々は、ある意味おかしな話ですが、どうしたら社長が興味を持つか?と言う事を頭の隅に置きながら業務を進める事も時には必要になるはずです。1年後の決算時期に初めてその実態に気づく様では手遅れになりますから。
会社の倒産原因の上位には...