投稿者: Ohtaka
ドラッカーの有名な言葉で「測定出来ないものは管理出来ない」と言うのがあります。これは突き詰めると奥深く色々な解釈もされている様ですが、データを使わなければ管理、即ちマネージメントが出来ないと言う事ではないでしょうか。
私は製造業出身なので管理と言うと「品質管理」や「生産管理」などの言葉が直ぐに浮かびますが、管理をするとはどう言う事ですか?と聞かれる事があります。その時、なるべく単純に答え様として、「コントロール」と言う言い方の方が分かり易いのではと答えます。野球で言えばピッチャーが自分の思うコースへ投げ込む事に似ています。そこでこんな例題です。
これはモノの管理の話ですが、大体どんな管理も似た様な感じだと思います。もう1つ大事な事で「木を見て森を見ず」と言う言葉があります。細かい事ばかりに目を奪われて、大きな方向性などを見失ってしまうという意味で使われますが、私の経験では逆に「森ばかり見て木が見えない」と言うパターンも有ります。いずれにしても「データを使った管理が出来るヒト」にならなければなりませんね。
(大髙 勝)
自流のヒトと時流のヒト
最近、企業や有名人の不祥事の会見を見ていると、口々に「自分たちの感覚ややってきた事が今の時代の要求とずれていた」と釈明する場面が非常に多い様な気がします。これは決して他人事では無く、私自身も色々思い知らされる部分が多くあります。良く「昭和の時代は○○○○だった!」と言う事が有りますが、私と同年代以上の企業経営者の皆様は戸惑う事も日々多いのではないかと思います。この時代の要求に対応しなければ生き残る事は出来ません。しかしここでちょっと邪魔するのが自流です。
個人の場合、この自分流はとても大事なものです。大事な個性です。しかしそればかりに拘ると今の時流には乗れません。自分の今の考え方を常にアップデートする必要もあります。一方で企業の場合は、この自流(自社流)が組織防衛などのために働くと厄介です。
片や今の時流にどんどん乗れるヒトもいます。今流行の電子機器やソフトをスマートに使いこなすヒトを見ていると羨ましい限りです。その勢いで企業ならばコンプライアンスやガバナンスなどへの考え方や対応方法なども変化して行って欲しいものです。
時代...
トランプと言うヒト
遂にと言うか、とうとう米国でトランプ政権が誕生しました。大統領就任式を見ているとまるで演出されたショーか映画でも見ている様な気分でした。とにかく世界にとっては波乱の幕開けです。これからの4年間、暗黒か幸福か?複雑な気持ちで付き合っていかなければならない様な気がします。
ところでこのヒトはビジネスマンなので必ず話題になる事の1つに「ディール(deal)」と言うのがあります。取引する事を指しますが、その時の相手との交渉術は「ドア イン ザ フェイス(door in the face)」と言われるものです。大統領就任前から連発していましたよね。この交渉術は行動心理学から来ている様ですが、ビジネスと政治を一緒にして良いものなのか若干疑問ではあります。
また、この「トランプと言うヒト」には敗北と言う文字は無く、従って自分の負けは絶対認めないそうです。以前もこのコラムで書きましたが、私はビジネス上では「Win-Win」では無く「Happy-Happy」な関係を目指しているのですが、このヒトは「Win-Win」どころか「Win」を目指している様で...
初任給増額に思う「優秀なヒトってどんなヒト⁈」
最近、金融系の大企業が初任給を大幅にアップすると言うニュースで、ある企業は月額41万円(諸条件は有るでしょうが)だそうです。優秀な人材を確保しようとの作戦ですが、優秀なヒトが欲しいのは企業の大小や業界・業種に関係無く皆同じです。そこで私の愚問?「初任給を上げればやはり優秀なヒトが集まるんでしょうか・・・・・⁈」
先日、国税庁の統計データを見ていましたら、資本金10億円以上の大企業の平均給与総額が766万円(44歳・勤続17年)勿論、業界によって多い少ないはありますが。そうなるとちょっと待てよ?初任給41万円を単純に12ヶ月分貰うと492万円‼これに賞与も数ヶ月分は出るでしょうから今現役で働いている人達との兼ね合いってどうなっちゃうんでしょう?皆、順送りで上がって行くのでしょうか⁈きっとこれも私の愚問ですね。上手い仕組みがあるのでしょうね。きっと⁉
この流れはもう止まらないでしょうし、給与が上がる事自体は色々な意味で歓迎すべき事です。ただ私が愚問を連発するのは、企業にとって優秀なヒトってどんなヒトかと言う事。企業毎...
新年ご挨拶‼
皆さま 新年明けましておめでとうございます! 本年もどうぞよろしくお願い致します。
今日から仕事始めの方が今年は圧倒的に多いのではないでしょうか。こんな暦の並びは滅多にないので皆さまも充実した休みを過ごされ、英気を養い、今日の仕事始めに突入と言ったところではと想像致します。 今年はトランプ政権の誕生から始まる1年となりますので波乱の幕開けかも知れませんが、私たち働く者としては地に足を付けて着実に1歩1歩進められればと思っております。
弊社に取っては本格的にコンサルティング活動を展開してから2年目に入って行きます。1月2日には早々、神田明神に商売の祈願に行って参りました。今年は気合が入っています !(^^)!
「会社とそこで働くヒトの架け橋になる」ため今年は尚一層精進致します。 今年も皆さまと何かご縁が出来、一緒に仕事をする事が出来ましたらとても幸せです。重ね重ねよろしくお願い致します。
(2025年1月6日 代表 塚 本 絵 利 共同代表 大 髙 勝)
年末のご挨拶にかえて
今年も残すところあと1週間となりました。弊社も本格的にコンサルティング業務を開始してから約半年が経過致しました。その間、色々な分野の皆様と知り合う事が出来、大変有意義な年となりました。あらためて感謝御礼申し上げます。皆さまはこの1年如何でしたでしょうか。
インフレ傾向から円安/人手不足/原材料の高騰/最低賃金の引上げ・・・・等々、企業経営の立場から見ればやはり今年も激動と言う言葉が当てはまる1年だった様に思います。来年は少しでも解決に向かう年にしたいものです。
来年は巳年ですが、蛇は何度も脱皮して生まれ変わると言います。その巳年にならい、我々も不要なものから脱皮し、新しい姿になって、また新たな挑戦をして行ける年にしたいものです。
弊社はコンセプトとしてヒトを中心に置いた企業コンサルティング活動をしたいと思っております。企業経営をする皆様とそこで働くヒトの架け橋になれる様これからも精進するつもりでおります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
🔹来る2025年が皆さまにとって有意義で飛躍の年になります様心からお祈り申し上げます‼
2024年12月23日(代表 塚本絵利 共同代表 大髙...
仕事を賢く進めるヒト
以前もこのコラムで書きましたが、会社で部下の仕事の進め方を見ていると色々なタイプが居て人間ウオッチングとして観察しているととても面白いです。私自身も個性が強かったからなのか、私の周りには何故かいつも個性派揃い。従ってその扱いはまるで猛獣遣い?になった様な気分でしたが・・・・
それはさて置き、仕事を進める上では誰でも自分の考えを採用してもらおうと必死になります。しかしその必死さが時にはアダになる事もありますし、それ以前にそこまで必死にならないで言われた通りにやれば良いと言う考え方もあります。自分の考えをいかに上司や同僚に分かってもらうか?この他者との合意形成は仕事を進めて行く上で最も大変な事の1つかも知れません。私も何度痛い目にあったか分かりません。良く下記の様に言われますよね。
この仕事は絶対思い通りに完結したいと言う強い気持ちの有るヒトは、やはり「仕事を賢く進めるヒト」にならなければ行けませんよね?と頭では分かっていても、その場の雰囲気や居並ぶメンバーなどによって気持ちは大きく揺れ動きます。皆さんはどう対処されていますか。
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